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プロ少なき政界に喝!
2017/12/31 09:08 AM
 先月末、衆院選が終わったが、このところの政治家の質の低下は嘆かわしいばかりだな。
  政治家ってのは、自分のやったことが、後世までどう尾を引くか、いかに時代の価値をつないでいくかっていう責任の問題ですね。要するに、生き方そのものが問われる。
 神戸市議との不倫がバレて騒がれた元SPEEDの今井絵理子。アクターズスクールのマキノ正幸社長が、「勉強なんかしてこなかった子。国会議員になるレベルじゃない」って、どっかの取材で言っていたけど、その通りだ。そんな連中を、出馬させたほうもどうかしている。
 だが、そんな連中に投票したのは誰だ? 貴方達だよ。まったく、天に唾しているようなもんだよな。
 秘書への暴言・パワハラ問題で自民党を離党した豊田真由子しかり、年下弁護士とのダブル不倫疑惑で民進党を離党した、山尾志桜里しかりだ。
 衆院選も終わって、今さらって話でもあるが、豊田のオバサンの、「このハゲ~~っ!」ってのは、モノには限度と云うより此れが国会議員かいなって世間は驚いた。正に人品これに悖るどころか議員以前の人としての問題だ。
「加納、お前がよう言うな」だって? 確かに、オレも相当ヒドかったな。
 オレの助手で、ハードワークに耐え切れなくなって、病気になった奴もいたからな。でも、写真をやるには、俺としてはそれくらいの緊張ゾーンが必要。そこに関しては、俺自身に噓はない。写真への一直線な気だったよ。
 実際に、「社会の常識が終わってから、俺の常識が始まるんだ」って周りにも言っていて、「俺が黒だって言ったら、世の中が白でも黒なんだ」ってやり方でやっていたからな。
 写真現場で、俺一人が緊張感を持っていても仕方ないわけで、チームで動いている以上、助手にも俺以上に緊張感を持てと。其れがないと 、俺が目的とする作品に携わるのは無理だということだ。
 俺の世界観は所謂一般常識では括れない訳で、あくまでの俺の精神の奥地で沸々と渦巻いている意識を超えたゾーンは、社会の常識や規範の輪郭を守ってやっていたんじゃしょうがない、嘗てない具体を、表現をとの苦悩は常人には図り知れない。要するに世間合わせの具体では自身少しも面白くないし、意味がないということだね。
 勿論アートだからって、何をやっても許されるなんてことはない。それは分かっているけど、それこそ、この連載でも話してきたように、許されざる次元だが作品のためなら国立公園にも火をつけたし、半端なことはやってこなかった訳だ。
 北海道の屈斜路湖の氷の上に裸のモデルを寝かせたこともあった。終わった頃には、モデルの背中が真っ赤になっていた。ハードな撮影が終わり車まで雪の中をモデルを背負って行く途中に気絶したのか突然ガクンと重くなったりと、今だったらやらないな、其れでもイメージする写真への道はひたすら、何があっても突破すると。
 ただ、こんな撮影につき合わせて大変だなとは思いつつも、欲しい世界があるからそれは脇目も振らず求めるよ。
 それは、俺にとっては絶対的必然。でも、世間的に見たら、間違いなく異常な世界でさ。
 正常な世界からアートができるのかって云ったら、それは失い。俺の奥地から湧き出る“異常世界”から出てくる唯一が具体してナンボと云うことだね。
 ところが、この豊田のオバサンってのは、あらかじめ最も常識を踏まなきゃいけない世界の人間だよな。確かに、怒られた側も緊張感に欠け、失敗やミスが多かったのかもしれないが、たとえ秘書や運転手で対してでも、アレは度を超えてモノには限度の極限を行ってる。
 語彙の選び方、相手の子供をネタにするやり方、歌にして聞かせるしつこさ……まったく執拗に陰湿で、こう云っちゃ悪いが女性特有の癖の超ダーク版だな。
 この人は、一生、消せないダークな勲章を得てしまったわけだから、もう終わりだよな。
 でもまあ、釈明会見に出てきたツラを見たら、その臆面のなさと、まあ、あれはタフで己が依って立つ地面が見えていないオンナだよ。
 こっちは写真家でさ、人がどんなに取り繕って見せたところで、その顔つきや言葉から、精神のありどころを見切るわけだよ。
 衆院選がなければ、もうしばらく潜伏していたんだろう。謝罪する気なんてサラサラなかったけど、選挙に立つ前にケジメをつけなきゃいけないから会見を開いたっていう、彼女の都合の“段取りごっこ”以上でも以下でもないものでしかなく民は見抜ていたと思うね。
 一連の騒動を見ていて、俺が一番思ったのは、旦那の顔が見てみたいなっていうことくらいかな。こんなのと結婚している旦那の顔をさ。そんなのは〝ゲス観(ゲスの勘繰り)〟でしかないんだけど、今やゲス週刊誌『週刊文春』もゲスを貫くなら、そこまで晒してくれよと思うよ。
 山尾ってのも、2人でホテルにはいたけど、「一人で泊まりました」って、一線は越えてないって主張らしい。だけど、世間は100%やっていると思っているだろうよ。言い訳する顔がやってますと言っている。
 こっちもさ、どうせなら文春は、行為の真っ最中の様子まで撮ってきて、始めてゲスを貫くって事じゃないの。
 と同時に思うのは、例えば“55年体制”の時代なんて、政治家の実態はもっとケタ違いだったということ。ヨゴレを使っての様々な裏工作だって当然だったし、田中角栄だって愛人がいたのなんて有名な話だし。
 ある大物政治家を転向させるために、その政治家の娘を誘拐して脅迫して党を移籍させたなんていう裏の事件まであったとか、、、。
政治家でもなけりゃ豊田選手も山尾選手も此れぐらいの事ごとは彼方此方に有るだろうし。今、騒がれていることなんて、ある意味超かったるいことだよな。
文春砲なんて、まだまだ、尻尾の掴み方が中途半端だろう。もっと上面ゴッコじゃない諸々の奥地をだよ、何がこう云った具体への必然なのか本質を探れと言いたいね。
 だいたい、現代には、精神と云う背骨に何を持つか、自分のミッションを貫いているかって意味で、〝こいつは違う〟って思わせる、ゴツイ奴がどの世界にも少ない。
 唯一、生まれたお主よ、 自分と云うミッションを生きているか!日々、喧嘩しているか。 責任を果たしているか。
 何処にも此処にも、本当にプロなる人間がいない中庸構造に、半端保守で上っ面関係だけで時代を先送りしてきた目先族、足元族が群れる“アマチュア社会”日本。
 豊田、山尾、達オバサンの件でも、改めてそれが浮き彫りになったと、俺は思うぜ。誰にも生きてる限り・己・と云うミッションがあるわけで 其れに正面から取っ掛かれば人生結構楽しい筈だがね。
其れにしても、其れにしてもだ !小池百合子の「さらさら」「排除する」は政治家にとって何が一番大事かを知らないのかと言いたくなる、政治家にとって最重要なことは・如何に人間を知っているか・だか百合子氏、死語だが「奢れるもの久からず」もいい処で結果・自死・を招いた。

週刊大衆増刊「ヴィーナス」12/5号掲載の連載より一部引用
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