第45回 東京モーターサイクルショー
第45回 東京モーターサイクルショー
長年のバイクマニアとして毎年楽しみなショーが開催。
連載している、バイク誌「MOTO NAVI」と「おとなの流儀」KKベストセラーズ社に写真とコラムを掲載していて、今回ドカティジャパンの協力でスーパースポーツSをリターンバイクとして乗る。76歳の後期高齢者でリターンバイクする人は多くは無い筈で、バイク歴はゆうに60年近くになる。何度かリターンバイクしているが多分に今回が最後のリターンズになるかと思える。
時と場合によるがバイク乗りとしては30台余のバイクに乗ってきているが、立ち転けも含め転倒は一度もなくやって来た。連載で書いていくが、可成りシビアなバイクにも乗ってきているが、乗馬で大怪我をしたことはあるがバイクでは皆無で、事と次第でけっこう慎重なのかも知れない。しかし今は持てる身体条件への自覚が必須であるし、飽く迄も冷静一番で無いとね。しかし余りに安全第一に過ぎてもバイクの美味しさは味わえない。状況判断力が問われる。私なりのバイクの真髄は何か?は連載で追々書いていくが、高齢者のリターンライダーに、初めてバイクをと思っている人に言いたいのは、当たり前だが・人生は1回のみ、その過ぎ去る時間の速さは、想いとは別に超速だと云うこと。生は使う己がアッと云う間の時を、何処まで使い切ったか、死の間際に観る己の走馬灯を見ながら、如何なる念いで消えゆく時を送るか・・・人は死に向かって生きてる訳だから其のメモリーの1つにバイクに乗ることはやるとやらないでは、自意識の中で大いなる形の無い豊穣をもたらすはずだ。リスクはどう生きようと皆無である訳ないから、向かうか引くかだ。