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追悼!長友啓典 特別展







長年の友の仕事を展示した50年余の作品は相棒黒田征太郎のイラストを始め自身のイラストも含め矢張り日本のグラフィックの世界で彼の人柄と共に忘れられないものがある。
晩年些か疎遠ではあったが、付き合いは私が杵島 隆さんの助手時代に遡り富久町の杵島スタジオに時々遊びに来て以来の友で、それは杵島さんが桑沢の講師をしていてその生徒の一人だった。
以来よく遊び仕事もし55年に渡る、何時だったか私が 100までは仕事するぜと言った折、ヨシ、俺もやるよ!と言ったのを覚えている。人は命の終い方は選べないが、この時代病気如きで逝くのは如何かな?とも思ったりもする。何を言ってる!と思われるかも知れ無いが、其のぐらいの気で現実を生き切りたいとしたい。
何れにしても万物産まれれば其の縁から死に向かって走る訳だが、死する時に3秒間その人の人生全てが走馬灯として回ると云う、其の折に如何に生きたかを、どう認識するのか、其れこそが問題で、産まれた時代と国と親は選べないから、トコトン向こう合わせの時送りではない己次第の生き方ができるか、100%は兎も角 目指すは日々其れえの有り様に尽きる。
長友啓典 お疲れでした良き日々で有りました、感謝です。

同日 写真家 長浜 治 と銀座 養清堂画廊で長浜の奥さん 長浜秀子 さんが参加している銅版画のメゾチント技法での展示を見る、とても細密な根気のいる制作で、ついぞ知らなかったので、なんだか そうか!と云う思いで見入ってしまった、矢張り人とは具体する表現が有るか無いかでその人の精神なりをうかがい知ることができて、秀子さん中々でしたよ。
2Fで 松田 修 さん写真版画展も見せてもらった、私も自身の写真をキャンバスプリントし加筆した作品を制作しているが、色々松田君と交わした話は面白かった。
京橋画廊と約束したクレパス作品が出口見付からず伸びに伸びてるがいい加減に正面切って向かわないと、、、。

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