デヴィッド・リンチ展 by 小山登美夫
今撮影しているパフォーマー「TOASTIE」の誘いで、出来たばかりの渋谷ヒカリエ8Fアートギャラリー(8/ART GALLERY)に行ったところ、企画運営する小山登美夫さんと会場で会った。彼は村上隆、奈良美智さん達をプロデュースする、日本の現代アートの世界で有数のキュレーターである。レセプションの忙しい中、私が現在目指しているアート・ゾーンの話をした。
デヴィッド・リンチの作品は、作品集でも見たことがあるが、映画監督が手慰みでやったこととは思えない程に創造性に富み中々であった。聞くところによると彼は映画というよりアート出身の人で、学校もアート系の出だそうである。其の過程で映像と云う世界へ足を踏み入れたのだろうが、2つのメディアを質高く行き来するのはきっと楽しい筈だ。アート・ハートと云うのは言葉にはなりにくいが、例えば二股掛けるような有り様も何ら本人としても矛盾はないわけで、より作品がダイナミックになっていくのではないかと・・・。