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武藤敬司 VS 加納典明


来年の台湾での個展の打ち合わせに行ってきた。折も折、全日本プロレスと新日本プロレスの対抗戦を国立台湾大学でやっていた。初めて生のプロレスを最前列で見た。見覚えのあるいろんなレスラーが出ていたが、トリに出て来た全日本の王者 武藤敬司は花道に登場した途端、ガツンと 云うに云われぬオーラが会場に立ち登った。・・何だコレは!遠目ではあるがインパクト大である。対抗戦はTVと違って生で見るのはやはり結構なものであった。ついつい職業柄事の有り様を引き算して見てしまうが、あっという間に2時間余が過ぎた。
終わって、全日本プロレスの社長 内田雅之さんに控え室に挨拶に行き武藤敬司に会った。そういう云い方は失礼だが、プロレスラーとしてのパッケージは色艶といい、筋肉といい、目の当たりにするとドキっとするような他にない種の存在力を持っていた。明るく挨拶を返してくれたのに調子に乗って「武藤さん、絞めて下さい!」と云ったところ、「おい、タオル持ってこい!」と若い衆に云って、わざわざ自らの汗吹く身体を拭いて私の首に手を回してくれた。もちろん本気でやるわけではないが、何だか えも云われず心躍った!と同時に写真を撮りたくなった。いつの日かお願いすることとしよう。皆も遠い目でプロレスを見てないで、一度間近に試合を見ると良いよ・・・きクぜ!

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