細江英公 写真展
銀座BLD・GALLERYで細江英公さんの約半年に渡る個展がオープンした。
佐久からトンボ帰りでレセプションに行って来た、細江夫妻は勿論たくさんの関係者が集っていた。
中でも森山大道に会うのは何十年振りかで、近年森山大道の活躍は目覚ましく、今更大器晩成でもないが森山ワールドは世界的な評価を受けての快進撃で、昔週刊プレイボーイの編集者加藤氏が平凡パンチでの典明ヌードに対抗するべく、ブレボケ写真でカメラ毎日等で評価高かった森山大道にヌードを何回か撮影依頼した事が有った、そんな事も有って人柄も含め何とはなしに彼にはシンパシイを持っていた。
其の森山が一時期助手をしていた先生が細江英公さんで、写真家としての評価は私が故杵島隆さんの助手をしていた頃から既に有名で、三島由紀夫の[薔薇刑]は写真媒体としては超傑作とされる。
細江さんの今回の個展は彼の集大成展といってよく6期に渡るもので、第1期オープニングの[鎌鼬]は伝説の舞踏家・土方巽・を秋田で撮影したもので、新宿アートシアターだったか四肢夫々をロープ4本で引っ張り観客の頭上を行く姿は瞼から去ることはない、時々新宿二丁目のナジャのカウンターで見かけたが25.6の私には眩しい存在であった。
其の頃のナジャはアンダーグラウンド文化人の巣とも云えて、最も普通文化人と云えば五木寛之さん位で、唐十郎主催の状況劇場に参加していた、役者兼人形師の若き四谷シモンも細江さんは撮っていて第2期に[シモン 私風景]として登場で昨夜のレセプションにも来ていた、ナジャ時代のシモンは当然周知の仲で、随分と細身になっていたのが気になるが、其の内に一度シモンを撮るかな。
写真の細江英公さんが持っている写真が印象的で、大きくして見せたい位で写っているのが・三島由紀夫・江波杏子・細江英公・森山大道・と勿論若き日の写真で、江波杏子さん魅力的で存在感に満ちてマジマジと見てしまった。
三島由紀夫を撮った[薔薇刑]は第6期4月25日からとある、此の作品は必見ですぞ。
What an aeowsme way to explain this-now I know everything!