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20年振り・More over!



数日前の雨の夜、マセラティのディーラーを始めとして、主に横浜で手広く外車の販売をしている山本章博さんの声がけで、もう30余年になるかなぁ、懐かしき人と会うことになった。
 
山野エミールさん。
 
私が若くてヤンチャ真っ盛りな時代に、彼はモデルとして自動車のコマーシャルで出会い、何度か撮ったことがきっかけで、個人的な付き合いもあった。若き日の思い出の一つとして記憶に残っている。その後エミールはトレーディングビジネスを主体とした事業を数々手掛け、失礼な言い方だが、モデル上がりとしては有数の成功者である。
私と同様に車好きで、イタリアで毎年開催されるクラシックカーレース、ミッレミリアや、国内でのレースにも数々参加している。車雑誌等にも何度か登場していて、時につけ懐かしく元気で活躍しているなぁと予予思っていた。
そのエミールがマセラティのスーパーカーのオーナーであることから、山本氏を介して「今度食事でもしましょう」という話になり、雨の夜の食事会につながった。
 
麻布十番商店街裏の洒落た秘密めいたレストランで会食をした。そこで、これまた20年振りの顔に出会った。ニットデザイナーとしてパリでもファッションショーを開催し、ファッションデザイナーとしては日本で納税ナンバーワン!を何年も続けた齋藤都世子さんの孫にあたる齋藤佳名美さん。個性豊かな女性で、私と何度か仕事をしたこともあり、本当に久しぶりだった。都世子さんが居住されていた島根県の益田には、私も何度かお邪魔したことがあり、懐かしさ一入であった。
 
食事会は、良き記憶の人たちで華やいだ。エミールの話を聞けば聞くほど、男としても人としても、はたまたダンディズムとしてもなかなかの境地に至っていた。彼は居住地のひとつである群馬県みなかみ市の町おこしに一役買っていて、これまた偶然だが、齋藤さんも島根県益田市の町おこしに力を入れていて、お互い諸々の共通する課題があり、エールの交換をしていた。古い友人達が良き人生を送り一方ならぬ成功をしているのを見るのは心地良いものだ。
皆でお互いまだまだ未来はたくさんあると語り合い、本当に楽しい夜であった。山本君のナイスなプロデュースで記憶に残る一夜となった。

 写真左から、レストラン「cast78」オーナーの高岡章子さん、私、エミール山野氏、セレブ雑誌「PAVONE」編集長小柳幸子さん、齋藤佳名美さん、そしてイケメンビジネスマン!山本章博氏。

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