NHK・BSでサッカー選手の李忠成のドキュメントをやっていた。
彼の祖父は北朝鮮籍で父親は韓国籍の所謂在日で李忠成自身は北京オリンピックの前に日本に帰化してる。
ドキュメントは帰化に至る悩みとアジア大会のヒーローになるプロセスを追っていた。
今更なのか在日の日本で生きる本質には踏込んではいなかったが矢張り見ていて思いは其処に行ってしまう。忠成には帰化して世界の舞台えという目的が有ったからには違い無いが日本人には計り知れない戸惑い悩みが有った筈で彼に限らず、在日朝鮮韓国人其れも一世二世と遡れば遡る程、戦前戦後を好むと好まざるに関わらず日本と云う国に関わらずにはならなかった民族の痛みを思う。
子供の頃、戦争に行かなかった父の復員して来た友人が家に来て色々な戦地の話しをしていた、話しの内容によって父は私の顔を見ながら時に、彼方に行ってなさいと追い払われた、そう言われると余計に聴きたくなるのは当たり前で襖一枚隔ててコッソリと聞き耳立てていた。
今で云えば差別用語使いまくりで韓国北朝鮮中国をグラウンドに考えられない差別と虐待を繰り返したかを語っていた。
私は子供の脳では終い切れない話しに吃驚しながら身じろぎ出来ないでいたのを遠い記憶としてある。
体系建てた歴史の勉強はしていないが日本史をやるには東洋史を東洋史をやるには世界史をと位は解っていて歴史は嫌いではない。
特に明治に至るプロセスと明治以降の近代史は誰もが精神論等ではなく具体として事実を認識しているのが現代を生きる人の責任というものだ。
日露戦争でロシアと云う大国に勝利したことをいいことに大して備えもバックグラウンドも無いのに其の気になって大東亜共栄圏なる徒夢を持ち最終的に原子爆弾を喰らうと云う愚かを歩んだ。
戦争と云う愚行の歴史の過程で我々の先輩達がやっていた事、人間なるものの愚かの象徴の1つ偏見と差別に基づく虐待に虐殺、全ての軍人とは云えないが数多
の事実と未だ黙して語らず墓に行ってしまった事実がある筈だ。
でなければ戦後二代三代を経ようとするのに何故韓国北朝鮮中国人は年令により立場により声の大きさは違うが、日本人を忌み嫌うのだ、過情報と経済の有り様から表向き日本を問題にしなくなっているやも知れないが悪迄も心の底から許す事は無いと考える。
被虐された人々は語り継ぎ教育し続ける事を忘れない、加虐したものは事実を明らかにせず隠蔽し責任を果たさず時の移ろいに転化する、実に卑怯者の歴史を歩いている。
以前15才位の子供達の親殺しを始め少年の犯罪が世を騒がせたことがあるが、TV番組で近隣の少年達の風はどんなふうかと韓国とタイに取材した事がある。
韓国では3年掛けて脱北した家族の15才の少女と片や済州島近くの島育ちで水泳の国体級選手の明るいスポーツ少女。
脱北した少女とは38度線の鉄条網が見える丘で長い時間話しをした、此の話しは書くとなると長くなるし有り得ないだろうと云う内容もあって後日と云うことで。
先の話しとの関連は明るい韓国スポーツ少女を取材したおり、彼女の学校での授業状況をと話したところ先生が一寸いいですかと私に聞いたのは、今日の授業は
丁度韓国と日本の近代の話しをする事になっていたんですが変えましょうかと言う、即座に返して、いいえどうぞ予定通りの授業をして下さいと答えた。
勿論ピンと来ていたが教科書を借りて通訳に読んでもらいながら先生の話しを聞く、想像どおりというか、こういった話しを教われば日本人にどういう意識を持つか明々白々というものだ、でも事実なのだから当然と云うしか無い、一国の教育が捏造しているとは考えられない、スターリンのソ連とは訳が違う。
若い時に何かの拍子に在日の人と酒の席になり私の方から在日の有り様を酔いに任せてあれこれ聞いた事が有った、彼は余り話したがらなかったが私はくどくどと聞いた、子供時代の記憶やあれこれ読み聞きした事が彼の話しと錯綜し、答えの無い問いが酔った頭を叩く、イカンな日本は、許せんな日本は、と。
そんな事が何度と無く有った、何時も酔っていたが其の内に彼等との酒の中で酔いの果てに小声で呟いていた、在日に生まれたかったな、腹の中では、徹底した日本に対する反抗を、やがて酒が宛度を亡くす。
そんな事を思い出しながら李忠成のドキュメントを見ていた、李の応援団と云うか周りの在日の人達が語った中に忠成がアジア大会でヒーローになった事で北から南にはたまた南から日本に帰化する事を、李忠成だよって言えば皆が理解する、と云った事だ。
彼等に取って祖国とは理を超えた想いとしての祖国感覚は決して日本では無いと云うことなのでは、帰化をするとは殆どの人に取って余りにも遠い感覚で非日常もいい所だ。
だが在日の人達にすれば帰化をするとは裏切者と写り、しかも日本に帰化となれば吹っ切れる事無くインプリントされた過去がどうしたって頭を擡げるだろうし、依拠する国家えの意識と云うのは、我々一国一民族・中庸の民よろしくやってきたのとは決定的に違う筈で正直理解は中々である。
其れでも我々は成る可くして想像力と人智に悖り未来えの道を創らないとね。
色んな意味で条件のある人は帰化を望まれれば李忠成されたらいい。
私は国境とか民族とか世界の民がやってる間は人間は救われないと考える、こんなよき星に生きているのに、星の怒りに触れない生き方をしないと。
其れにしても何度見てもアジア大会決勝戦を決めた李のボレーシュート格好よく見事と言う他ない。
彼が在日として日本に生まれ不条理という地に育ち帰化し日本代表という簡単には到達し得ない誰もが認めざるをえない地点に立ち究極のゴールが待っていた。
何だか極端な神嫌いな私も、神とやらが図った絵なのか、とも思えたな。
李には此の先の人生で色々なマークやブロッキングに合う事だろうが、自分が何人で在る等に捕われずスボーツ心一杯に突破して行ってくれる事を祈ります。
彼の祖父は北朝鮮籍で父親は韓国籍の所謂在日で李忠成自身は北京オリンピックの前に日本に帰化してる。
ドキュメントは帰化に至る悩みとアジア大会のヒーローになるプロセスを追っていた。
今更なのか在日の日本で生きる本質には踏込んではいなかったが矢張り見ていて思いは其処に行ってしまう。忠成には帰化して世界の舞台えという目的が有ったからには違い無いが日本人には計り知れない戸惑い悩みが有った筈で彼に限らず、在日朝鮮韓国人其れも一世二世と遡れば遡る程、戦前戦後を好むと好まざるに関わらず日本と云う国に関わらずにはならなかった民族の痛みを思う。
子供の頃、戦争に行かなかった父の復員して来た友人が家に来て色々な戦地の話しをしていた、話しの内容によって父は私の顔を見ながら時に、彼方に行ってなさいと追い払われた、そう言われると余計に聴きたくなるのは当たり前で襖一枚隔ててコッソリと聞き耳立てていた。
今で云えば差別用語使いまくりで韓国北朝鮮中国をグラウンドに考えられない差別と虐待を繰り返したかを語っていた。
私は子供の脳では終い切れない話しに吃驚しながら身じろぎ出来ないでいたのを遠い記憶としてある。
体系建てた歴史の勉強はしていないが日本史をやるには東洋史を東洋史をやるには世界史をと位は解っていて歴史は嫌いではない。
特に明治に至るプロセスと明治以降の近代史は誰もが精神論等ではなく具体として事実を認識しているのが現代を生きる人の責任というものだ。
日露戦争でロシアと云う大国に勝利したことをいいことに大して備えもバックグラウンドも無いのに其の気になって大東亜共栄圏なる徒夢を持ち最終的に原子爆弾を喰らうと云う愚かを歩んだ。
戦争と云う愚行の歴史の過程で我々の先輩達がやっていた事、人間なるものの愚かの象徴の1つ偏見と差別に基づく虐待に虐殺、全ての軍人とは云えないが数多
の事実と未だ黙して語らず墓に行ってしまった事実がある筈だ。
でなければ戦後二代三代を経ようとするのに何故韓国北朝鮮中国人は年令により立場により声の大きさは違うが、日本人を忌み嫌うのだ、過情報と経済の有り様から表向き日本を問題にしなくなっているやも知れないが悪迄も心の底から許す事は無いと考える。
被虐された人々は語り継ぎ教育し続ける事を忘れない、加虐したものは事実を明らかにせず隠蔽し責任を果たさず時の移ろいに転化する、実に卑怯者の歴史を歩いている。
以前15才位の子供達の親殺しを始め少年の犯罪が世を騒がせたことがあるが、TV番組で近隣の少年達の風はどんなふうかと韓国とタイに取材した事がある。
韓国では3年掛けて脱北した家族の15才の少女と片や済州島近くの島育ちで水泳の国体級選手の明るいスポーツ少女。
脱北した少女とは38度線の鉄条網が見える丘で長い時間話しをした、此の話しは書くとなると長くなるし有り得ないだろうと云う内容もあって後日と云うことで。
先の話しとの関連は明るい韓国スポーツ少女を取材したおり、彼女の学校での授業状況をと話したところ先生が一寸いいですかと私に聞いたのは、今日の授業は
丁度韓国と日本の近代の話しをする事になっていたんですが変えましょうかと言う、即座に返して、いいえどうぞ予定通りの授業をして下さいと答えた。
勿論ピンと来ていたが教科書を借りて通訳に読んでもらいながら先生の話しを聞く、想像どおりというか、こういった話しを教われば日本人にどういう意識を持つか明々白々というものだ、でも事実なのだから当然と云うしか無い、一国の教育が捏造しているとは考えられない、スターリンのソ連とは訳が違う。
若い時に何かの拍子に在日の人と酒の席になり私の方から在日の有り様を酔いに任せてあれこれ聞いた事が有った、彼は余り話したがらなかったが私はくどくどと聞いた、子供時代の記憶やあれこれ読み聞きした事が彼の話しと錯綜し、答えの無い問いが酔った頭を叩く、イカンな日本は、許せんな日本は、と。
そんな事が何度と無く有った、何時も酔っていたが其の内に彼等との酒の中で酔いの果てに小声で呟いていた、在日に生まれたかったな、腹の中では、徹底した日本に対する反抗を、やがて酒が宛度を亡くす。
そんな事を思い出しながら李忠成のドキュメントを見ていた、李の応援団と云うか周りの在日の人達が語った中に忠成がアジア大会でヒーローになった事で北から南にはたまた南から日本に帰化する事を、李忠成だよって言えば皆が理解する、と云った事だ。
彼等に取って祖国とは理を超えた想いとしての祖国感覚は決して日本では無いと云うことなのでは、帰化をするとは殆どの人に取って余りにも遠い感覚で非日常もいい所だ。
だが在日の人達にすれば帰化をするとは裏切者と写り、しかも日本に帰化となれば吹っ切れる事無くインプリントされた過去がどうしたって頭を擡げるだろうし、依拠する国家えの意識と云うのは、我々一国一民族・中庸の民よろしくやってきたのとは決定的に違う筈で正直理解は中々である。
其れでも我々は成る可くして想像力と人智に悖り未来えの道を創らないとね。
色んな意味で条件のある人は帰化を望まれれば李忠成されたらいい。
私は国境とか民族とか世界の民がやってる間は人間は救われないと考える、こんなよき星に生きているのに、星の怒りに触れない生き方をしないと。
其れにしても何度見てもアジア大会決勝戦を決めた李のボレーシュート格好よく見事と言う他ない。
彼が在日として日本に生まれ不条理という地に育ち帰化し日本代表という簡単には到達し得ない誰もが認めざるをえない地点に立ち究極のゴールが待っていた。
何だか極端な神嫌いな私も、神とやらが図った絵なのか、とも思えたな。
李には此の先の人生で色々なマークやブロッキングに合う事だろうが、自分が何人で在る等に捕われずスボーツ心一杯に突破して行ってくれる事を祈ります。