MESSAGE

プロ少なき政界に喝!
2017/12/31 06:08 PM
 先月末、衆院選が終わったが、このところの政治家の質の低下は嘆かわしいばかりだな。
  政治家ってのは、自分のやったことが、後世までどう尾を引くか、いかに時代の価値をつないでいくかっていう責任の問題ですね。要するに、生き方そのものが問われる。
 神戸市議との不倫がバレて騒がれた元SPEEDの今井絵理子。アクターズスクールのマキノ正幸社長が、「勉強なんかしてこなかった子。国会議員になるレベルじゃない」って、どっかの取材で言っていたけど、その通りだ。そんな連中を、出馬させたほうもどうかしている。
 だが、そんな連中に投票したのは誰だ? 貴方達だよ。まったく、天に唾しているようなもんだよな。
 秘書への暴言・パワハラ問題で自民党を離党した豊田真由子しかり、年下弁護士とのダブル不倫疑惑で民進党を離党した、山尾志桜里しかりだ。
 衆院選も終わって、今さらって話でもあるが、豊田のオバサンの、「このハゲ~~っ!」ってのは、モノには限度と云うより此れが国会議員かいなって世間は驚いた。正に人品これに悖るどころか議員以前の人としての問題だ。
「加納、お前がよう言うな」だって? 確かに、オレも相当ヒドかったな。
 オレの助手で、ハードワークに耐え切れなくなって、病気になった奴もいたからな。でも、写真をやるには、俺としてはそれくらいの緊張ゾーンが必要。そこに関しては、俺自身に噓はない。写真への一直線な気だったよ。
 実際に、「社会の常識が終わってから、俺の常識が始まるんだ」って周りにも言っていて、「俺が黒だって言ったら、世の中が白でも黒なんだ」ってやり方でやっていたからな。
 写真現場で、俺一人が緊張感を持っていても仕方ないわけで、チームで動いている以上、助手にも俺以上に緊張感を持てと。其れがないと 、俺が目的とする作品に携わるのは無理だということだ。
 俺の世界観は所謂一般常識では括れない訳で、あくまでの俺の精神の奥地で沸々と渦巻いている意識を超えたゾーンは、社会の常識や規範の輪郭を守ってやっていたんじゃしょうがない、嘗てない具体を、表現をとの苦悩は常人には図り知れない。要するに世間合わせの具体では自身少しも面白くないし、意味がないということだね。
 勿論アートだからって、何をやっても許されるなんてことはない。それは分かっているけど、それこそ、この連載でも話してきたように、許されざる次元だが作品のためなら国立公園にも火をつけたし、半端なことはやってこなかった訳だ。
 北海道の屈斜路湖の氷の上に裸のモデルを寝かせたこともあった。終わった頃には、モデルの背中が真っ赤になっていた。ハードな撮影が終わり車まで雪の中をモデルを背負って行く途中に気絶したのか突然ガクンと重くなったりと、今だったらやらないな、其れでもイメージする写真への道はひたすら、何があっても突破すると。
 ただ、こんな撮影につき合わせて大変だなとは思いつつも、欲しい世界があるからそれは脇目も振らず求めるよ。
 それは、俺にとっては絶対的必然。でも、世間的に見たら、間違いなく異常な世界でさ。
 正常な世界からアートができるのかって云ったら、それは失い。俺の奥地から湧き出る“異常世界”から出てくる唯一が具体してナンボと云うことだね。
 ところが、この豊田のオバサンってのは、あらかじめ最も常識を踏まなきゃいけない世界の人間だよな。確かに、怒られた側も緊張感に欠け、失敗やミスが多かったのかもしれないが、たとえ秘書や運転手で対してでも、アレは度を超えてモノには限度の極限を行ってる。
 語彙の選び方、相手の子供をネタにするやり方、歌にして聞かせるしつこさ……まったく執拗に陰湿で、こう云っちゃ悪いが女性特有の癖の超ダーク版だな。
 この人は、一生、消せないダークな勲章を得てしまったわけだから、もう終わりだよな。
 でもまあ、釈明会見に出てきたツラを見たら、その臆面のなさと、まあ、あれはタフで己が依って立つ地面が見えていないオンナだよ。
 こっちは写真家でさ、人がどんなに取り繕って見せたところで、その顔つきや言葉から、精神のありどころを見切るわけだよ。
 衆院選がなければ、もうしばらく潜伏していたんだろう。謝罪する気なんてサラサラなかったけど、選挙に立つ前にケジメをつけなきゃいけないから会見を開いたっていう、彼女の都合の“段取りごっこ”以上でも以下でもないものでしかなく民は見抜ていたと思うね。
 一連の騒動を見ていて、俺が一番思ったのは、旦那の顔が見てみたいなっていうことくらいかな。こんなのと結婚している旦那の顔をさ。そんなのは〝ゲス観(ゲスの勘繰り)〟でしかないんだけど、今やゲス週刊誌『週刊文春』もゲスを貫くなら、そこまで晒してくれよと思うよ。
 山尾ってのも、2人でホテルにはいたけど、「一人で泊まりました」って、一線は越えてないって主張らしい。だけど、世間は100%やっていると思っているだろうよ。言い訳する顔がやってますと言っている。
 こっちもさ、どうせなら文春は、行為の真っ最中の様子まで撮ってきて、始めてゲスを貫くって事じゃないの。
 と同時に思うのは、例えば“55年体制”の時代なんて、政治家の実態はもっとケタ違いだったということ。ヨゴレを使っての様々な裏工作だって当然だったし、田中角栄だって愛人がいたのなんて有名な話だし。
 ある大物政治家を転向させるために、その政治家の娘を誘拐して脅迫して党を移籍させたなんていう裏の事件まであったとか、、、。
政治家でもなけりゃ豊田選手も山尾選手も此れぐらいの事ごとは彼方此方に有るだろうし。今、騒がれていることなんて、ある意味超かったるいことだよな。
文春砲なんて、まだまだ、尻尾の掴み方が中途半端だろう。もっと上面ゴッコじゃない諸々の奥地をだよ、何がこう云った具体への必然なのか本質を探れと言いたいね。
 だいたい、現代には、精神と云う背骨に何を持つか、自分のミッションを貫いているかって意味で、〝こいつは違う〟って思わせる、ゴツイ奴がどの世界にも少ない。
 唯一、生まれたお主よ、 自分と云うミッションを生きているか!日々、喧嘩しているか。 責任を果たしているか。
 何処にも此処にも、本当にプロなる人間がいない中庸構造に、半端保守で上っ面関係だけで時代を先送りしてきた目先族、足元族が群れる“アマチュア社会”日本。
 豊田、山尾、達オバサンの件でも、改めてそれが浮き彫りになったと、俺は思うぜ。誰にも生きてる限り・己・と云うミッションがあるわけで 其れに正面から取っ掛かれば人生結構楽しい筈だがね。
其れにしても、其れにしてもだ !小池百合子の「さらさら」「排除する」は政治家にとって何が一番大事かを知らないのかと言いたくなる、政治家にとって最重要なことは・如何に人間を知っているか・だか百合子氏、死語だが「奢れるもの久からず」もいい処で結果・自死・を招いた。

週刊大衆増刊「ヴィーナス」12/5号掲載の連載より一部引用
20代はジャングルで暴れ 30代はジャンプせよ!
2017/12/31 05:59 PM
20代が、貯金に励むようになっているらしい。まあ、気持ちは分からないでもないけど、あまり良い在りようだとは思わんよ。
金は、自分が動くためのガソリンだろう。少ないより多いほうがいいし、使えば馬力も出る。それをタンクに貯めておいても仕方ないのではないか。老後のためを考えてなのか時代への不安なのか、予定調和を何歳まで 生きているかも分からんのに20代から意識するのか、と云うことだ。
俺に言わせりゃ、あまりに単純で些か稚拙とも思える。では、20代をどう生きるのか。先ず、 臆するな、考えるな、行動せよ。という以外ない。
「悩むのもいいが、其処から、どう具体するかが問題なのだ」
エンジンは何処まで回転するか、回るだけ回してみる事が出来るのが青年期というものだ。跳ばせ跳ぶ、と200キロと飛ばしゃあいいんだよ。
“社会”っていう海、グラウンドでもリングでも良い。好きなように泳いだり、走ったりして、身体を張った実存を賭けて自分を知っていくのが、20代が出来ること。 動けば動くほどいいんだよ。中途半端はダメ。もう無理!っていう果てまでトライし、自意識が遠のく域まで己に夢中になり、やることだ。
何の自慢にもならないが前にも話した、俺が、日光の国立公園内にある「戦場ヶ原」に火をつけたのが、まさに20代。秋枯れたススキに火をつけて、その中に裸のお姉ちゃんを立たせて撮りたくなった俺にとっては、周りがなんと言おうと、其の景色の中で浮かび閃いたイメージに強烈に惹き憑かれ「良いからやれ」ってやったんだ。 また、ある夏、真っ赤な海にドンと落ちていく裸の女のイメージが伊豆の海辺で沸いてきて、「この海が真っ赤だったら」となり 、助手やスタッフに伊豆中を駆けずり回らせ、赤いペンキを買い占めて海にぶちまけたこともあった。 確か、一斗缶で18本くらい集まったが、海を真っ赤にするには、5万トンのタンカーでもひっくり返さないと無理なんだよな。波打ち際が黄色く薄汚れただけだった。
でも、やりゃあ出来ると思い、直情一直線でやってきたよ。 そんな俺の元で働く助手たちは、いつも大変だよ。今なら、 間違いなくブラック企業って言われているよ。
まあ、当時も 〝サドマゾ事務所〟とは言われていた。 だけど、そうやって人とぶつかり、摩擦が生まれると、人間は何かしら呼応するんだよ。そこで何が溢れ、何がこぼれ落ちるか。「俺ってこんなヤツだったか」「俺ってこんなことも出来たのか」と、自分の知らない自分が出てくる。それも、そういう摩擦に出会わないことには、出て来なかったかも知れない。
要するに、ぶつかって、関係して、違う自分をたくさん認識することが、20代では最も大事なことだと思う。
じゃあ、30代はどうか? 20代の時に、しっかりと暴れていると、おぼろげながら、何かしらのターゲットが見えてくる筈。
つまり、未来を意識しだす筈なんだよ。 それは、閃きでもいいし、頭の隅で聞こえる小さな声かもしれない。 衝動として出てくる、いつもの行動、思考パターンの中に、未来への想いが現れるかもしれない。 それを具現化していくのが、30代のあるべき姿なんじゃない かと思う。 そういう意味でも、やはり、20代での行動、経験っていうのは、すごく大事だよ。 会社でもなんでも、ちょっとやってみて、「なんか合わない」「やりたいことができない」とか言って、すぐに辞める奴がいるだろ?あれなんか、愚の骨頂。ただ逃げ回っているだけにしか思えない。人生で重要なのは、逃げの生き方か向かう生き方か、なのだ。
そんな己用の好都合の社会なんて、有り得無い。 交わること、クロスすることを逃げてはいけないんだよ。
兎にも角にも関係を恐れない事、傷だらけでも良い関係を探し求め続ける生き方をするんだ。
人間は、とにかく社会という構造において、安全で、自由もコントロールも利く、自分のテリトリーに戻ろうとしてしまう。 帰巣本能が強い奴が多すぎる。
自己保身と云うゾーンから出ようと、極まで行くと、刺激もあるし、閃めくことも非日常な不安を感じることもある。 でも、半分解っていても、其処からなかなか飛び出さないのが殆んどだ。 実際、極というか淵の外は言ってみればリスクの海。極を越えていくことは、リスクをわざわざ背負いにいくことに他ならないものなんだ。
だけど、それが見え隠れしてもジャンプする勇気を持つ事だ。飛び越えるんだよ!
その経験は、必ず、自分の糧となる。明日とか、来週とか、 1か月後とかの糧にはならずとも、長いスパンで見ると、必ず糧になる。
30代後半、40代が見えてきたら、自信、勇気、プライドという、その3つを確信として、行動できるようになったらいい。 過信、自信過剰、大いに結構!むしろ、実はとても必要なものだとさえ思うよ。
我に臆するな。自己にも他者にも、 臆したら何も動かないし、一歩も前に進めない。
俺が30代で、「これはジャンプしたな」っていう経験は何かあったかって? 何だろうな、全部そうだからなあ。それが、俺の日常だから(笑)。
俺だって、ジャンプするのが怖いときもあるんだよ。でも、 必ずやってきたし、今後もそうだろう。
それとな肝心な事は、 時間は戻って来ないということも、よく覚えておいたほうがいい。過去は絶対戻らない。
悔いを残さないで、具体的に生きる事だ。やりたいことはやり、自分と云う個の切磋琢磨、阿鼻叫喚を具体的に残す事だね。
世間の評価なんてどうでもいいよ、世間用に生きない事。多少、人に迷惑がかかっても、自分をやりきる、生ききるんだよ。 だいたい、それが他人にとって迷惑かどうかなんて、誰にも分からないものだろう?そこに生まれる摩擦で、相手が何かしらの覚醒を遂げることも、十分あるんだから。
とにかく、20代、30代なんて、こんなに楽しい時はないよ。身体も動くし、自分で自分を如何ようにも創ることが出来るんだから。
人生のペース配分なんて考える必要は全くないぜ。 20代は、闇雲にジャングルで暴れていればいい。そして30代は、自信と勇気と誇りを持って、リスクの海にジャンプせよ!

週刊大衆増刊「ヴィーナス」11/4号掲載の連載より引用
李忠成
2011/04/23 10:53 AM
李忠成
NHK・BSでサッカー選手の李忠成のドキュメントをやっていた。
彼の祖父は北朝鮮籍で父親は韓国籍の所謂在日で李忠成自身は北京オリンピックの前に日本に帰化してる。
ドキュメントは帰化に至る悩みとアジア大会のヒーローになるプロセスを追っていた。
今更なのか在日の日本で生きる本質には踏込んではいなかったが矢張り見ていて思いは其処に行ってしまう。忠成には帰化して世界の舞台えという目的が有ったからには違い無いが日本人には計り知れない戸惑い悩みが有った筈で彼に限らず、在日朝鮮韓国人其れも一世二世と遡れば遡る程、戦前戦後を好むと好まざるに関わらず日本と云う国に関わらずにはならなかった民族の痛みを思う。
子供の頃、戦争に行かなかった父の復員して来た友人が家に来て色々な戦地の話しをしていた、話しの内容によって父は私の顔を見ながら時に、彼方に行ってなさいと追い払われた、そう言われると余計に聴きたくなるのは当たり前で襖一枚隔ててコッソリと聞き耳立てていた。
今で云えば差別用語使いまくりで韓国北朝鮮中国をグラウンドに考えられない差別と虐待を繰り返したかを語っていた。
私は子供の脳では終い切れない話しに吃驚しながら身じろぎ出来ないでいたのを遠い記憶としてある。
体系建てた歴史の勉強はしていないが日本史をやるには東洋史を東洋史をやるには世界史をと位は解っていて歴史は嫌いではない。
特に明治に至るプロセスと明治以降の近代史は誰もが精神論等ではなく具体として事実を認識しているのが現代を生きる人の責任というものだ。
日露戦争でロシアと云う大国に勝利したことをいいことに大して備えもバックグラウンドも無いのに其の気になって大東亜共栄圏なる徒夢を持ち最終的に原子爆弾を喰らうと云う愚かを歩んだ。
戦争と云う愚行の歴史の過程で我々の先輩達がやっていた事、人間なるものの愚かの象徴の1つ偏見と差別に基づく虐待に虐殺、全ての軍人とは云えないが数多
の事実と未だ黙して語らず墓に行ってしまった事実がある筈だ。
でなければ戦後二代三代を経ようとするのに何故韓国北朝鮮中国人は年令により立場により声の大きさは違うが、日本人を忌み嫌うのだ、過情報と経済の有り様から表向き日本を問題にしなくなっているやも知れないが悪迄も心の底から許す事は無いと考える。
被虐された人々は語り継ぎ教育し続ける事を忘れない、加虐したものは事実を明らかにせず隠蔽し責任を果たさず時の移ろいに転化する、実に卑怯者の歴史を歩いている。
以前15才位の子供達の親殺しを始め少年の犯罪が世を騒がせたことがあるが、TV番組で近隣の少年達の風はどんなふうかと韓国とタイに取材した事がある。
韓国では3年掛けて脱北した家族の15才の少女と片や済州島近くの島育ちで水泳の国体級選手の明るいスポーツ少女。
脱北した少女とは38度線の鉄条網が見える丘で長い時間話しをした、此の話しは書くとなると長くなるし有り得ないだろうと云う内容もあって後日と云うことで。
先の話しとの関連は明るい韓国スポーツ少女を取材したおり、彼女の学校での授業状況をと話したところ先生が一寸いいですかと私に聞いたのは、今日の授業は
丁度韓国と日本の近代の話しをする事になっていたんですが変えましょうかと言う、即座に返して、いいえどうぞ予定通りの授業をして下さいと答えた。
勿論ピンと来ていたが教科書を借りて通訳に読んでもらいながら先生の話しを聞く、想像どおりというか、こういった話しを教われば日本人にどういう意識を持つか明々白々というものだ、でも事実なのだから当然と云うしか無い、一国の教育が捏造しているとは考えられない、スターリンのソ連とは訳が違う。
若い時に何かの拍子に在日の人と酒の席になり私の方から在日の有り様を酔いに任せてあれこれ聞いた事が有った、彼は余り話したがらなかったが私はくどくどと聞いた、子供時代の記憶やあれこれ読み聞きした事が彼の話しと錯綜し、答えの無い問いが酔った頭を叩く、イカンな日本は、許せんな日本は、と。
そんな事が何度と無く有った、何時も酔っていたが其の内に彼等との酒の中で酔いの果てに小声で呟いていた、在日に生まれたかったな、腹の中では、徹底した日本に対する反抗を、やがて酒が宛度を亡くす。
そんな事を思い出しながら李忠成のドキュメントを見ていた、李の応援団と云うか周りの在日の人達が語った中に忠成がアジア大会でヒーローになった事で北から南にはたまた南から日本に帰化する事を、李忠成だよって言えば皆が理解する、と云った事だ。
彼等に取って祖国とは理を超えた想いとしての祖国感覚は決して日本では無いと云うことなのでは、帰化をするとは殆どの人に取って余りにも遠い感覚で非日常もいい所だ。
だが在日の人達にすれば帰化をするとは裏切者と写り、しかも日本に帰化となれば吹っ切れる事無くインプリントされた過去がどうしたって頭を擡げるだろうし、依拠する国家えの意識と云うのは、我々一国一民族・中庸の民よろしくやってきたのとは決定的に違う筈で正直理解は中々である。
其れでも我々は成る可くして想像力と人智に悖り未来えの道を創らないとね。
色んな意味で条件のある人は帰化を望まれれば李忠成されたらいい。
私は国境とか民族とか世界の民がやってる間は人間は救われないと考える、こんなよき星に生きているのに、星の怒りに触れない生き方をしないと。
其れにしても何度見てもアジア大会決勝戦を決めた李のボレーシュート格好よく見事と言う他ない。
彼が在日として日本に生まれ不条理という地に育ち帰化し日本代表という簡単には到達し得ない誰もが認めざるをえない地点に立ち究極のゴールが待っていた。
何だか極端な神嫌いな私も、神とやらが図った絵なのか、とも思えたな。
李には此の先の人生で色々なマークやブロッキングに合う事だろうが、自分が何人で在る等に捕われずスボーツ心一杯に突破して行ってくれる事を祈ります。
3,11 TOHOKU
2011/03/25 11:33 AM
3,11 TOHOKU
先ず、今回の東日本大震災で被災され亡くなられた方、遺族親類縁者、仕事関係、自治体公務員、全ての社会関係の中で被災された方々に、謹んで心より哀悼の意を表するものです。
連日の報道の余りの現実に言葉にならない、息も出来ない脳天が詰まる様な思いに駆られ何度となく涙しました。
戦争と天災を同義に云いする事は勿論有り得ないが、空襲下母親に抱きかかえられ逃げ回った記憶や戦後復員して来た人が語る戦争が齎す惨状は忘れ難くある。
戦争は人間が自ら招いた、些か語弊やも知れないが自業自得の惨状と云えるが、此の時間にして数時間に起きた天災はアッと云う間に15.000はおろか最終的には20,000を超えるかも知れない命を奪った。
恐らく日本にとって有史以来一二になるだろう大天災だ。
此の時代に生きた同時代者の誰もが一生の忘れざる記憶として残るし忘れてはならない。
何れ大地震と津波は来ると10mの堤防も備え諸々の関係者夫々が備えていたにも関わらず30mにならんとする波濤が襲った、人智を超えた自然の現実であるが、被災された方々には一朝一夕には納得のいくものではない。
予々、人間は自らが依拠する所の風土を超えてはならない、と云う事を言って来た、思想さえ論理の前に風土が土台としてあり生み育てたものでしかないとも言って来た。
しかし此の度外れた現実には人間と云うものの存在と其れが行う営為そのものが矢張り問われている。
其の象徴として福島第一原子力発電所の崩壊が答えとしてある、科学にも宗教にも決定的に超える事の出来ない際が境界がある事を普遍的概念として持つべきでは。
さて此の経験した事の無い国難に現政治体制が任として責任或る能力を持ち得ているのか超疑義を唱えたい。
原発に於いても当初偽物の正義国家アメリカが崩壊は目に見えているのだからチェリノブイリ式の封鎖を提案したとの情報が有ったと聞く、其れは一刻の猶予を於かず封鎖しないと放射能の塵は予測を超えて飛散するとあった。
この辺りは素人には判断出来ない訳で、今現在東電がやっている命懸けの対処努力が方針として是なるか正直如何にも心許ない。
原子炉が冷えたら封鎖に向かうのだろうが、その間に今起こっている農作物、水、土壌汚染等、政府官房は問題無しと云い続けているが、風評する気は全く無いが時を於いて何れ答えの数々が長い時間をかけて明らかになって行く筈だ。
原子力と云う代物、これは論理としては人智に適うものかも知れないが、科学と云う人間用の道具は人類の進歩または進化に猿人が石のナイフを使って以来留まる事なく回転し未来永劫走り続けるだろう、そうして決定的な
 天に唾をする 状況に陥るのではないか。
未だ爆発し続ける人類が生き行くに適う食を始めとする
エネルギーに原子力は恰好かも知れないが、凡そ心或る殆どの人達は朧げにか明瞭にか 原子力は人類が扱ってはならないもの と心の隅に有る筈で沈黙は許されないのでは、大した事では無い声を上げる事です。
其れにしても管総理、何処で何をしているのかな、記者のぶら下がりにも出てこないらしい。
今現在、一刻を争う事毎が被災地には多く或る筈、リーダーたるもの其の顔でいいですから頑張っている姿を出し続けないと。
貴方は日本のタイトルでも或る筈、諸事万端に渡り語り続けないと、今こそ菅直人の人として政治家として資質を発揮する時ではないですか。
時既に遅しの感が有るが、何故政権の中枢が被災地に入らない、空から見渡した所で空視察でしかなく被災地の地べたに立って始めて解る事、先えの考え等々現地でなければ全てを理解する事は出来ないと考える、政治家が何かに付け命懸けでと言いするが、今こそ実存を掛け体を張る時ではないのか。
首相以下所轄する主だった閣僚と官僚と共に仙台に入り
陣頭指揮を敷くべきでは、永田町は明確な形で自民党にやってもらったらいい、諸事手続き法的な問題は全て超法規とし流動的に運用し理屈こねてる人材こそ被災地に入れたらよい、其れも半年1年とかではなく任期いっぱい迄被災地に張り付いたらよい、やりように因っては貴方は歴史に残るかも知れない、兎も角被災地には時間が失い。
其れに岩手出身の小沢一郎が居るじゃないですか、党員資格、金銭問題、裁判中等どうでもよい、力或る人材が
克って知ったる地で動けば廻らないものも廻るのではないか。
そして一番の重要事項、復興資金。
当然、国債発行となるだろうが、目的を復興に限る期限限定の、東北関東大災害消費税をやるしかない、国民の誰もがそろそろ消費税アップも仕方ない時にと云う思いが夫々内心或る筈で、先ず向こう何れ値上げされる一般消費税とは別に大震災のみえの特別消費税を向こう5年に10%其の先の5年に5%と、スピード或る議論の末早々に施行しては、管総理が超法規の基トップダウンしてもよい、時間が無い。
其れと大事な事は日本中庸の民のマイナスな特質民度、出る悔いを打つとか、赤信号一人で渡る・・・とか、
和を持って尊しとなす、等の周りを殊更気にする考え方を止め意識された国難意識で此所暫くはやるしかない。
スポーツを始め祭りや花火大会等各種イヴェントをどんどんやって経済及び社会活動を活性化すべし。
如何に全ての人が現実的価値観を持ち生活を明るくするか、国民全体が被災してる訳ではない事を忘れない事だ、全体が元気であればある程被災された方々の応援に繋がると云う意識を持つ事だ。
言って於きたいのは、妙な自粛意識は百害有って一利な
しと云うことです。
其れと忘れて成らないのは  東北に心を寄せ続ける  ことを長きに渡る被災復興に携わる人々に持続した思いとして持ち続けることが大切です。
   ガッツ あるのみ!!。
小英国人にしてはならない。
2011/02/14 11:06 AM
小英国人にしてはならない。
遂に ムハンマド・ホスニー・ムバーラク、エジプト大統領が辞任した、30年の独裁政治も虐げられた民衆の怨念の前にはなす術も無かった。
前にも書いたが巷間言われている事、此の革命の歴史上始めてインターネットと云うシステムが此の革命を齎した大きな素因になったと云う事、アラブ諸国は勿論ロシア・中国の為政者達はドキドキではなかろうか、中国のサイトは既にエジプトとかムバラクと打つとネットが消えるらしく相変わらずである。
タイトルにした(小英国人にしてはならない)とはタイトルを忘れたがロバート・レッドフォードとメリル・ストリーブのアフリカ物で、時代はたぶん第2次世界大戦前の話しでヘミングウェイやピーター・ベアードが今とは遥かに違う規制の中で狩猟をしていた時代で、シーンは忘れたがメリルとの会話の中でレッドフォードの台詞に 小英国人にしてはならない と答えるのだが、其の意味は、アフリカの黒人をどう扱うのかと云う話しのの中で、黒人達を小型イギリス人にするのは良く無い、と云った話しだったと思うが、其れを聴いていて思ったのは米国・英国を始めとする西側諸国が其れこそ植民地時代からやって来た押し付けを、押し付けられた国々が時代の変遷とともに漸くにと云うか本質的な独立自立を始めていると云う事ではないのか。
あの暗殺好きな国なのに何故死なないのか解らない、クソ大統領ジョージ・W・ブッシュと其の親ブッシュがやった湾岸戦争とイラク戦争だが、ヴェトナムもそうだったがアメリカは何年掛かろうが如何なる新兵器であろうが、アラブ・イスラム圏には勝てない。
私は昔ネパールからイラク迄地続きで2ヶ月位歩いた事があるが、いきなり白物文明から降り立つと生活の全てに或る程度解っていたにせよ面食らい驚いた。
サンドミストの吹き荒れる40℃を超える熱砂のなか冷房も効かないボロタクシーでバスラからバグダットまで行った事があるが、超熱いタクシーの窓を閉めて走る、窓を開けると熱砂熱風が入って来る、室内は熱くて仕方ないのだが、出る汗は瞬く間に乾き座席に当たる背中や腿の裏側がぐっしょり濡れている。
延々と14時間近く掛かったと思うが、廻りは天気はいいのに茶色く砂煙に覆われ、空を見上げると茶色い空の一点がボヤっと明るい、太陽だ。
視界と云っても精々20m位で霞んでいる、よく見るとそんな中を歩いている人が居る、思ったものだ。
年中では無いにしろ砂だらけの空気を吸いながら一体全体どういう肺をしているのだろうと。
ブッシュが小鼻ヒクヒクさせながら演説するTVを見ながら・アンタいちどアラブで半年でも一年でも暮らしてみな白物文化文明に囲まれ温々暮らしていてはアラブはイスラムは永遠に解らないよ・と。
超無神論者の私としては色んな神を言いするのはどうかとも思うがニーチェのキリスト教に対する論等は甚だ格好よくアノ時代によくやったと思う。
イランでゾロアスター経の2000年余、絶やす事無く燃え続けている炎も写真に撮った事も有ったな、昔TVで故緒方拳がゾロアスター経の鳥葬の墓を取材していた事があるが、既に鳥葬が禁止になっていて遺骨は片付けられなにも無い墓に立っていたが、私が行った時には骨はあった、何世紀にも渡る1・2mはありそうな白骨が累々と重なり衣装等は全て風化していて骨の海の様だ。
ことわり骨の上を恐る恐る歩くとミシッミシッと骨のクッションが鳴り、考えが及ばない時空を味わった覚えがある。
或るとき名前の記憶が定かでなく違ったら許されよ、比較文明論の山本新さんに聞いた事に 《西側の文明がイスラムを西側化する事は未来永劫有り得ないと考えます》 と言ったのが耳に残っている。
子供の頃アフリカの地図を見ると国境が直線に引かれていて、北米以外の他の大陸は直線的な国境は殆どなく妙だなと思っていた。
イギリスを始め植民地政策を強いていた西側が利己的な論理で地図の上に引いた国境でエジプトも例外ではない。
アラブ諸国の有り様は複雑で、アメリカがイスラエルとの関係からしてやって来た中東政策の象徴の1つがムバラク体制の支援で、パレスチナ問題等はエジプトをアラブの盟主としながらパレスチナ人を見殺しにしていた訳で、其の米国追従と事によりアラブ人の民意を逆撫でするような米国中東政策加担は30年に渡りエジプト人のムバラクの為政に対する怒り憤りは沸点に達していたのだろう爆発した。
ムバラク以後は多少の紆余曲折を経ながら30年の格差を生活をと、先ずは向かうだろう。
そして次政権はアメリカとイスラエルにはムバラクとは明らかに違う路線になるだろう、民意は対米追従には辟易としている筈で、イラン・パレスチナ情勢も少なからず変わって行くだろう。
地球上の国は夫々第一に地理的条件に依り気候風土が当たり前の話し違うと云う事、史上何世紀掛けようと、其処に住む人間が如何なる宗教と科学に哲学を持ち出そうが 人間は風土の条件を超える事は出来ない と云う事を思い知る事だ風土が苛烈であればある程だ。
東南アジア・インド・アラブ諸国を本質として知れば理解すれば、安易な短絡な西欧文化文明化は通用しない事を知るべきで、如何なる、米国的・中国的大国利己主義の目先的政策には限りがある。
米ソ冷戦は軍拡と云う金の競争でアメリカが勝ったのだが、近い将来中国と米国が同じ轍を踏む事になるだろう。
国と云うものは あらかじめ悪 なる存在な訳で決して民を平和と幸福には導かない構造でしか無い。
其れこそ、エジプトは人類最初の文明、シュメール文明が生まれた国だが史上永遠の文明は有り得ない、文明は 生まれ・育ち・繁栄し・爛熟し・衰退する まるで人の一生の様だ。
私の生まれ育った国と時代はずっとアメリカと云う太陽に照らされ、決して自ら輝く事の無い、即ち月光文明であって此の対米従属関係は皆さん本当に善しとしていますか???。
戦後、日米安保条約体制の元の対米従属は全く遠くを見ない目先族為政者により増々深みに陥り不透明さと混迷を招いている、象徴的な問題として沖縄県辺野古が具体としてある。
260年も鎖国し骨の髄まで、御上ごもっとも 和を持って尊し とやって来た中庸の民ではインターネットと云う武器があっても革命は無理と云うものかな、元々パクりは上手い此の国だエジプト革命に倣いPCを持ってる人はインターネットに本音を、廻りを伺わないでどんどん書き込みをしませんか、書き続ければ可成りのウゥーブになり、フェイク極まりないメディア・マスコミを超えて民意立体が成るのではないか。
現日本は本質として具体として独立国家とは言えず薄らと覆う米国植民地に他ならず、誰もどういう地べたに立っているのか意識しようとしない。
外は一面の雪ー10℃にはなっているだろう、遠くで朝の匂いがする。
INITIAL
2011/02/01 10:24 PM
INITIAL
白金辺りで呑んだくれて、脳の輪郭がボヤけ出しているのを意識しだした頃、一緒に吞んでいた知り合いが言った。
MARLENEの今度でるCDの写真を撮ってくれないかな、と。  揺れる脳が、いいよ勿論、と答えていた。
其の時にドン小西もいたが、後にスタイリングを頼みやってくれた。
出来上がっていたCDはスタンダードジャズを中心に14・5才からフィリッピンで歌っていた歌唱力が言うまでもないが際立っていてマリーンマニアには溜らない筈だ。
撮影はドンがああだこうだと煩いだろうなと想像していたが意外にスムースだった、あんまりだったら引っ叩いてしまおうと・・・其れは無いけどね。
撮影は白ホリの前に白のバック紙の渕をフレームの真ん中持って来てWhite worldな世界にマリーンが白の衣装でと云う訳だ。
     CD のタイトルは 《INITIAL》
撮影前からスタッフと話していた事に此のMarlene worldは良く出来ていて素晴らしいけど、オレだったらもっと違うアプローチをしたい、と。 何せ此の歌唱力だ。
てんで、多分一年やそこらは素人がやる事だから掛かるが、全く今迄のマリーンと違う世界を想像してみる。
CDのプロデュースは始めてのチャレンジ面白そうだ。
   請う ご期待をば♫♫♫。
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