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台北三越個展会場



今回の台湾個展開催に尽力頂いた三方です。左は銀座BLD GALLERYのキュレーター 長澤章生さん右端の女性は台湾在住の Asia Intellectual Protection Co.,Ltd. の社長 檀上典子さんと元参議院議員の小林温さん、後ろの今回撮影しPC変換してキャンバスプリントした写真の、蓮舫さんとも元総理 森喜朗氏とも近い人でお世話になった。
彼らの厚い協力無しには今回の個展《神威龍》はなし得なかった、ひたすら感謝申し上げたい。其れと特別なる協力を頂いた日本CANONと衆議院議員 金子一義様に、深く感謝申し上げます。 謝謝!

 

台湾⇒台北 個展



台北・新光三越台北信義新天地A9 8F・と・TIVAC台湾国際視覚芸術中心・2会場で初の海外個展が開催されている。
三越会場で7日に台湾の政治経済のお偉方を始め日本人会に台湾のスーパースター伍佰さんも出席してくれ盛大にテープカットセレモニーをして頂いた。
当夜会食のおりに立法委員・陳唐山・さんの数奇な人生を聞きながら日本が深く関わった日本人誰もが知るべき吃緊の歴史を考えざるを得なかった。
陳唐山さんは蓮舫さんの叔父君に当たり高齢にも関らず背が高くしゃんとされて中々のハンサム紳士で物静かな佇まいで、見習うべしと云う念いであった。
飽く迄もメディアを通じてだが中国の人達のテンションと、台湾の人々とは丸で違い柔らかく、街を歩き市井の民が溢れる食堂に独り入っても空気に棘がなく、言葉がわからないだけでメニューにしても漢字には違いなくどうにかこうにか判別できる、其れに食べ物が美味しく安い、日本国病→花粉症逃れに最適かも・・・写真はTIVAC・GALLERYでの新作。

そして、東日本大震災から2年誰しも心に念じ心寄せ続け持続する事を!

 

台湾・台北個展⇒《神威龍》



今日、23日から台湾での 2ヶ所での個展が開催される。
其の1→TIVAC GALLERY・2月23日⇒17日、其の2→3月7日⇒24日・台北三越百貨店・と私としては遅ればせながら初の海外個展です、両展ともキヤノンの協力によりキャンバスプリントにに加筆したものです。
7日の台北三越でのオープニングでテープカットが有るとかで行きます、国会さえ都合付いたら蓮舫さんも出席してくれそうであり難い、台湾のスーパーロックスター伍佰さんも出てくれるとのことで嬉しい限りだ。
三越展は些か亜細亜を意識した作品群で殆どが新作でF120とサイズも大きく制作に4ヶ月余掛かったもので評価が楽しみです。
今年はパリでの個展も決まっていて・いざ世界へ・の初年となる訳で 先ずはアジアからと云う事です。
蓮舫さんと伍佰さんは近々に撮影したものを若干のPC変換を加えキャンバスプリントした作品と今年はテレサ・テン生誕60周年に当たり1985年に撮影したテレサの写真を矢張りPCを通しキャンバスプリントしたのを其れ其れ展示します。
皆さんタイミングが合うようなことあらばご覧になって下さい、尚FB友は勿論友人、知己、アジアに知り合いの方々あらば伝えて頂けたら幸いです、昨日71才を迎えて横行やも知れませんが・世界一・を目指してやっていきたいと考えています。
昨日、FBに1000を超えるバースディ・メールを頂きました、一つ一つ返せませんが悪しからずと云うことでお許し下さい、ありがとうございました、感謝です。

 

亜細亜 No.1 ⇔ 伍佰



此の2月の下旬から約1ヶ月程、台湾で2箇所同時開催の個展をするのだが、『龍(ドラゴン)』を主たるテーマとしたもので、例によってかなり複雑なデジタル処理をした私の写真を、キヤノンの協力によりインクジェットプリントで120号、100号、80号というかなり大きなサイズのキャンバス・プリントを展示する。
台湾に於ける私の知名度は皆無に等しく、其の為のパブリシティとして、台湾でいろいろと協力を願っているところの差配により台湾のスーパースター伍佰氏の撮影をしてきた。彼は云うなれば台湾の矢沢永吉とも評され、亜細亜一円で絶大な人気を誇っている。撮影では非常に協力的に、初対面ながら諸々のポージングにも昨日今日ではない存在感を示してくれた。
伍佰氏の写真はもとより、台湾側からテレサ・テンさんの写真が無いかと云われ、1985年に彼女を撮った写真を何枚か、と同時に台湾に縁の深い民主党国会議員蓮舫さんも先に撮影をし、その三者を会場に本題の『龍』とは別に展示することになっている。
現地台湾に行って認識したことだが、テレサ・テンさんの人気、神格化は只ならぬものがあって、其れは今でも変わる事無い知名度である。今回の伍佰氏のテレサにも勝るとも劣らぬ現役のスーパースターとしての人気が、こんな近い国なのに日本であまり知られていない事に情報と云うものの質を考えざるを得なかった。韓流エンターテインメントは数々入って来ているが、台湾・中国・東南アジア、遠くはインドのエンターテインメントもいずれ何らかの形で日本にも入ってくる時代が来るのではないか。
どこかこれまた日本の鎖国意識を思わざるを得なかった・・・。

 

写真家 橋本照嵩



銀座BLDギャラリーで「SCANDAL-nude」のオープニング・レセプションがあり、沢渡朔氏と話をしていたら、日大で沢渡さん、篠山さんと同期の写真家 橋本照嵩さんがいらして、沢渡も久しぶりだったらしく、話が弾んだ。認識不足だが、橋本さんは瞽女の写真で世に出た人で、そもそも東北の出らしく、今は福島へ何度も通い写真を撮っているとのこと。被災された人々の中には、写真に撮られることを必ずしも善しとしない人も当然とは云え多いらしく、色々苦労があるようだ。話をしていると其の人柄が伝わって来て、私とは全く違うタイプの写真家としての人間を感じさせられて、また写真と人間の関係の奥深さを思わされた。いずれ出来たら東北に移り住んで写真を撮り続けたいということも云われていた。ある意味彼の仕事は写真の本道とも云えて、此の先も大切な記録として残っていく事だろう。お酒もいける口らしく、機会があれば酒を入れて話をしたいものだ。帰りがけに沢渡氏が「加納、久しぶりに新宿行くか?」と誘ってくれ嬉しかったが、こちらは現在台湾個展用の加筆作業がピークで、早々に取って返した。
 
写真は、故寺山修司の作品をバックに森山大道さん、野村佐紀子さん、沢渡朔さん。

 

塩谷 瞬 ⇒ いい奴だよ!


 

銀座BLDギャラリーの今年最初のプログラム「SCANDAL-nude」沢渡朔 須田一政 寺山修司 野村佐紀子 森山大道 のオープニング・レセプションに行って来た。沢渡さん、森山さん、野村さんも来ていた。須田さんは体調不良とのこと。夫々寺山修司をはじめ、悪くない。・・どうしてここに加納典明が入ってないのだ!
 まぁそれはともかく、私は知らなかったが若い青年がやって来た。其処此処で皆の反応があった。誰かが小声で「話題の塩谷君だよ」とあった。事務所の人間に「誰だ?」って聞いたら、「役者さんで少々前に話題になった人です・・」「何の話題だよ」と聞くと、二股だの何だのとかとか云う事であった・・。そういえば何かチラッと記憶にあるなと思ったが、実物に会えばさもありなんと思えた。つまり、今時ではあるが、魅力的な青年である。女が飛んでくるのも当然と思えた。挨拶程度に話をしたが礼儀正しく好青年だった。
何でも今回の写真展の写真家で野村佐紀子さんが彼の写真集を撮るので打ち合わせに来たと云う事らしい。以前これもBLDでやっていた個展だが蜷川実花がよく若い役者やタレントの男撮りをしているが、まぁそのゾーンの仕事だと思える。
塩谷君のスキャンダル云々を聞くところによるとメディアの肴になっていたらしい。でも二股とかダブル婚約とか、別にどうってことないよ。・・・まぁ自画自賛に聞こえたらなんだけど、加納典明が塩谷君の年頃には二股どころか1日女を4人回ってたぜ、しかも1人2回ずつ。とにかく女が機関銃の弾のように飛んで来て避けようがない若さってあるんだよ。ただ塩谷君に参考になるか判らないが、これまた自画自賛に聞こえたらなんだけど、随分昔の話だが、ある有名人とのお付き合いをフライデーされたことがある。1、2週間、俺と彼女を追っかけたんだろうが、上がった写真と云えば、2人の夜の後ろ姿を長玉で撮った写真でボケて荒れた写真で判別出来るような写真では無かった。そして話は遡るが京都でその彼女と歌舞伎の役者さんとそのかみさんと4人で食事をしていたときに、東京の助手から電話が入り、フライデーから「今週加納さんが出ます」という電話があったと。・・・一瞬考えて、店の人にインスタントカメラ買って来てよと云って、カウンター席に2人で並んでピースした笑顔丸出しのピントがガッチリ合った写真を店の人に撮ってもらい、その場で競合誌であり発売日も前後するフォーカスの編集部に電話を入れた。「今週フライデーに出るのだが、ツーショットの写真を差し上げて、取材も受ける」と。・・・そうやって同じ週に方や取材無しの記者記事のブレボケ写真、方や事の次第をハッキリ語った内容の記事が出る事となった。
私としては、全く取材もしなかったフォーカスに載せることによって、フライデーの例によって例の如しのヤラズブッタクリの掲載のトーンを落し、個人的には些か腹いせにもなったし、フライデーとしては経費も掛け、取材も受けなかった私から、同じ週にどうしてフォーカスにこんなページが出来たのだろうと疑問が湧いた筈だ。もちろんプライベートなことは わざわざあざとらしくメディアに云々するべきではないが、是も事と次第と云う事だ。
 
塩谷君ね、社会はスポーツ選手や役者やタレントや有名人に社会人としての範を求めるが、それら一頭抜けた人達というのはつまり、個性が豊かであるということだ。個性が強いということはつまり、社会常識と必ずしも上手く行くわけではない。勿論是はモノには限度ではあるが、加納典明が誰でも撮れるような写真を撮っていたら、加納典明の意味は無いと。其処のところはタフにガッツを持って自分を生ききるべきだと思うよ。メディアの餌、肴、材料になるのも時には利するべきだが、何も怖がることはないと。時には逆手に取るようなことがあってもよいと。男を強く持って役者業を邁進して下さい。

 

台湾・台北 個展 ⇒《神威龍》→ 2月23日



 今年最初の大仕事が台湾である。数年来続けている写真を超えて次なるアートへの道?我が写真を高度にデジタル処理をし、キヤノンによるインクジェットでキャンバスにプリントし、アクリル絵具で加筆するという手法の展開を、台北の個展では2箇所で同時開催する。一つは街場のギャラリー (TIVACギャラリー)、もう一つは新光三越百貨店である。
民主党参議院議員 蓮舫氏とは、彼女のタレント時代に私も何度か番組を一緒したことがあるのだが、彼女は周知のことだが台湾との関係が深い人で、台北個展において諸々進行の中で協力を頂く事になり、其の過程で彼女の写真も個展に展示してはというアイデアがあり撮影することになった。
 
 蓮舫氏を撮影するというのは初めてだと思うが、番組やパーティで何度か会って、其の毅然とした屹立度は受け取っていたが、今回スタジオでカメラの前に立つ彼女は、やはり結構なものだった。モデルやタレントという域では既になく、かといって政治家然というわけでもなく、はたまた一女性という感じでもなく、一人の領域を築いている人間としての実存がまざまざと感じられた。撮影自体は彼女のメリハリの利いたノリでどんどん進行し、写されるということを当然ながらプロ顔負けの理解度で、あっという間に終わった。
 
此の写真は、台北個展で私なりの手法で作品化するが、その他にも、これも台湾側の案として生まれたことだが、テレサ・テンの写真(今年はテレサ・テン生誕60周年)と尚且つ今月末に台湾で撮影するのだが、台湾及び中国、東南アジアで著名なロックシンガー伍佰(WU BAI)氏→日本で例えるならば矢沢永吉で、SMAPのような人気者、の作品を展示する予定だ。
 皆さん、加納典明、世界への歩きを始めますので、其の未来を見続けて下さい。 乞うご期待だぜ!

 

未来都市への道???



銀座BLDギャラリーで、キュレーター長澤氏とシンガポールより来日中のビジネスマン加藤順彦氏と、シンガポールでの個展の可能性に付いてミーティングを持った。
加藤さんの話は明快で状況判断がしっかり出来ていて、シンガポールの国と社会の構造が良く理解出来た。
話の途中で思った事に、東京とほぼ同じ大きさの国土に約500万の人が住んでいると云うサイズだから可能なのかもしれないが、非常に未来的な社会のシステムを想像して思わずそう言った。そうやって機と自分の住む日本を考えるに、如何に此の国は前近代的な自縛状況にあるか、諸々あげつらえば政治・経済、習慣・慣習、憲法・法律、そして民意・民度が如何に現実的なグローバルスタンダードから遅れをとっているかという事を考えさせられる。何もシンガポールが未来的ではなくて、世界の普通と云う現実そのものではないのか。端緒にそれが現れているのが、ソニー、シャープ、パナソニック等々、世界の真ん中を走っていたブランド・カンパニーが今やその存立さえ危ういと、考えられない現実が起きようとしている。つまり、引き蘢り20年余と云われるが、この屈折した閉塞社会に住む我々の認識と意識が如何に呼吸困難に陥っているか、社会全体が自覚していない、地理的条件ゆえか260年の愚かな鎖国歴史にインプリントされたDNAゆえか。詰まり・日本病・其のものだ。
 
未来都市と云えば、シンガポールの自動車事情に関しての話だが、EVをどんどん主流にしていこうとしているようだ。考えてみれば、EVは、バッテリーさえ進化すれば構造からして部品点数等も遥かに少なく化石燃料車より低コストで出来るわけで、いずれ車は全てEVとなっていく時代が必ず来るだろう。それは地球上の車メーカー及び石油業界等からすると超脅威になるわけで、一足飛びにやろうと思えば出来ない事はないのだろうが、それをハイブリッドとか段階的なやり方で現実を誤摩化しているに過ぎない。自動車メーカーに限らずエネルギー関連の開発者が寄ってたかってノーベル賞クラスのバッテリー研究をやれば、あっさりEV社会が来ると思う。エコはもちろん車価格は最低2/3位になるのでは?これは見えていることなのに、段階的にしようとするのは人間社会の轍なのか。
 
少し前になるが、ホンダの社長が、外車に乗るバイクマニアが諸々改造を加えたりして楽しんでいるのを、些かの羨望を込めて語っていた。
私はバイク及び車が好きで、合わせるとおよそ100台近く乗って来た、そういった車好きからすると、とにかく日本のバイクは優れた性能を勿論有しているが、何れも是も同じで個性に乏しく魅力が無い。
そしてつい此の間、トヨタの新型クラウンが発表になった。驚いたことに、ショッキングピンクみたいな車に社長が寄り添っての発表であった。
社長命令で関東自動車工業から出戻った福市常務の仕事は、要するにデザイン優先ということに尽きる。それまでのトヨタのデザイン決定方式は、社員の投票とか民主的過程(ここが問題!)を積み重ね、超万人受けする、超非個性的なデザインで、魅力ある車が出来るわけが無い。よくもこういうやり方で車を作っていたものだと思う。呆れたよ!車歴50年に渡るが、個人的には一度もトヨタの車を欲しいと思った事が無い。
 
話は遡るが以前イギリスで、イギリス病による失われた20年によって車メーカーがバタバタと売りに出た事がある、ロールスロイス、ベントレー、ジャガー、ローバー、ミニ、ロータス等々結構なブランドが世に出た。その時、トヨタは潤沢に金があった筈だし、2、3社を買おうと思えば買えた筈だ。その意味は、非個性的な日本の車に、遥かに日本より歴史あるヨーロッパの車作りの血を入れる事だ。具体的には重要なポジションの人間を100人単位で送り、向こうの会社からも100人単位でトヨタに呼ぶ、それを10年位の単位で交流させれば、トヨタの中に、各ブランドの血がない混ざっていくことだろう。結果は既に証明されていて、アウディが買った、ブガッティ、ベントレー、ランボルギーニ〈技術供与?〉、BMWが買ったロールスロイスにミニ、インドのタタが買ったジャガー、レンジローバー等々各社の技術をもとに魅力的な車になり、販売実績も大きいと思える。あれを何故トヨタがやらなかったかと口惜しい。ハッキリ云って、日本人に車のデザインは無理だと思える。唯一、ピニン・ファリーナにいたケン奥山さんは別として。車のデザインというものは、基本的に民主主義とかチームとか多人数の合議制でやるものではないと断言する。才ある優秀なデザイナー1人に任せきるべきだ。メーカーがやることはそのデザインを法整備等々、最終販売条件に合わせること位で、基本ラインには触らないことだ。
 
昔LAで「韓国の車は1年で壊れてしまうよ」と聞いた事があるが、今や韓国メーカーは、サムスン・LGではないが、現代(ヒュンダイ)・起亜(キア)はヨーロッパから有能なカーデザイナーを引き抜き、日本での販売はほとんどないが、非常に魅力的な車になっている。トヨタの車と韓国の車を目の前に置いて、どちらが恰好良いか、一目瞭然である。今やそういう時代なのだ。
トヨタ創業家社長は車好きらしく、時にレースも走った事があるようで、ようやくトヨタに何が必要か判断ついて来ているようだ。まぁスピンドル・グリルやホイール・アーチとタイヤの間隔とか細かくデザインを掘り起こそうとしているようだが、ホイール・アーチとタイヤの間隔の事など10年以上遅れているよ。勿論、ヨーロッパでトヨタが如何に売れないかと云う事はもう1にも2にも、云ってみれば1000にも恰好悪いからで、印象が薄いからだ。アウディにしてもメルセデスにしてもBMWにしてもアルファロメオにしてもシトロエンにしても、どの車種を見ても一目で判別出来る。フロント・グリルとリア・デザインと全体のシルエットはやはり絶妙なる一体感が必要なわけでスピンドル・グリルとホイール・アーチのとこをリデザインしたところで全体の印象が破錠していては、いくら技術が凄かろうと、販売力があろうと歴史には残らない。
 
既に解っているとは思われるが、トヨタ社長豊田章男氏が此の先の範の一つとして良き例がある、旧VW〈かぶと虫〉やポルシェを造った故フェリー・ポルシェの孫フェルディナント・ピエヒ氏〈現VWグループ、トップ〉の先を行けるかだ、ピエヒ氏のやって来たやり方を細部に渡り知ることで、豊田社長は偶々ピエヒと同じく創業家直系と云うピエヒ氏と同条件にあるわけで、昨今ホンダではないが創業家の人材の継承は政治ではないが良からずとあるが、なんでこうも日本人は迎合したがるのだ、関係ない事だ其の人材の持つ能力才能さえが重要で生まれ合わせ等どうでも良いのだ、問題は豊田章男氏が周りの硬直した官僚めいた役員やコンサルタントの意見等に左右されない強固な意志が有るかに寄る、想像力と早い決断が常時必要で過去は〈カイゼン〉を始め拘らず全て未来へチェンジし続ける勇気と自信が具体として結果をもたらすことになって行く、要は根本としての・ガッツ・ですかね。
 
かたやホンダに於いても、世界のバイク市場を席巻したメーカーの作るバイクだが、ヤマハも、スズキも、カワサキも、スーパーバイクの頂点となると、それを本当に乗りこなせるバイク乗りが何人いるかだ。ブランドとしてはそれも必要だろうが、結局日本のバイクはどれも同じで個性があるとは云えない。イタリアのMVアグゥスタ、ドゥカティ、ビモータ、オーストリアのKTM、ドイツのBMW、イギリスのトライアンフ、アメリカのハーレー・ダビッドソン、何れも是も個性が有り、デザインが有り、夫々魅力的だ。何故日本から車及びバイクのデザインは無理なのだろう。性能や製品としての高さは抜群の技術力があるのに、肝心要の「何が人の心を奪うのか、何が人の欲望に火をつけるのか、何が人の心に突き刺さるのか」というところが欠けている。一度ホンダの社長にもトヨタの社長にも会って、その話をしたいものだ。
製品を作る、これはなにもバイクや車だけではない、家電その他にも等しく云えることだが、圧倒的な技術力はあるのに、先進するパッケージ力、イメージ力が皆無と云うのが現在の日本の停滞を呼んでいる。誰しも云うだろう情報力⇒此処からリーダー達が世界を如何に認識しているかが問題で、情報の選別解読能力に独自な判断とスピード持つ経済界トップ達が何れだけ居るのか引いては、これは経済、物作りだけの話ではない、此のIT・ネット時代には民一人一人に必要な日常感だ、増してや日本のメディア等鵜呑みにしない事だ、先般の週刊朝日に其の現実証明がある・・・。
 
今年も暮れる。政権はチェンジしたが、その具体的結果は果たして???
いずれにしても長々と述べたように、社会がダイナミックにうねるということは、個々の個性や考え方・意見等をハッキリ表に出す事が必要で、百年一日の如き私利私欲の為だけに存在する役人・官僚どもの為に奴隷のように働く無知蒙昧な衆愚の群れと化している人々に、いい加減に天に唾するような生き方を止めようではないかと。どうでも良いとは云わないが、小さな島一つで隣国とこんな状況を生むのが人間及び社会というやつだ。iPS細胞にしても、確かに大きな成果であるし勿論賞賛に値するが、将来的には倫理と云う問題で人間がその本質を問われるときが必ず来る。こんな偽物の民主主義の国で、唯一生れ落ちた自分のDNA及び能力・才能を残さず使い切れるようなグラウンドになっていくにはどうしたら良いのだろう。現実を見ていると、どうしても人間という実存の限界が思われてならない・・・、出来たら微かでも良い、楽観的でありたいものだが・・・。

 

ドン小西 ⇒ 心臓手術 → ナンマイダ・・ナンマイダ・・・



一昨日、恵比寿三丁目のお好み焼き《甚六》で明日入院する小西にエールを送らんと数ヶ月振りに甚六ハワイ店から帰って来た甚六オーナー KOHEI に日野皓正さんも一緒にワイワイやった。
以前にもTV番組の医療バラエティーに出て、メタボを始め諸々内蔵に問題多々を指摘されていたが、今回は少々大変で何でも心臓の弁交換と動脈瘤が4.5cm位に膨らんでいて大腿あたりの血管か人口血管に交換するとの事で、今の医療では数多くされているオペではあるが入院15日間とか1.2ヶ月は開いた胸骨が付く迄きつ目のコルセットをしなければならない訳で、咳一つにも気を使う筈で身から出た錆とはいえで楽ではない、偶々甚六に来ていたカテーテル系の名医とかがいて、曰く心臓は絶対切ってはいけませんとか云々があって、皆小西に・お前考えたが良いかもしれないよ、先に行って→あん時会った医者の云うこと聞いとけば良かった→とかになるんじゃないのとかとか寄ってたかってからかう事頻りで、最後の写真になるかもと云うんで、どうせならナンマイダ・ナンマイダしとこうと・・・。
3月後半には人間社出版から本が出る、小林人間出版社長によるとドン小西の言質には他に無いものが有って、些かオーバーだがプラトンやカントにシェフェール等哲人達の思索をクロスさせたいと言っていた・・意外性に富み面白い本なると良いな。
尚、この手術の顛末はTV東京で番組になるらしく1月の末にオンエアとのこと、モルモットやるのも此処迄来たらトコトンやるも良しか。
私はと云えば来年3月台湾での個展で5、60点前後サイズの大きな展開になるのでその制作てXマスも正月も無しになりそうだ、ま、そんな年の瀬も悪くない。

 

個展「カオ」札幌 、BLD⇒須田一政⇒風姿花伝


10月に銀座で始まったキヤノンギャラリーでの私の個展「カオ」が札幌でオープンになり、国内は今回で終了する。
今回の作品は勿論私自身が写した写真を利しているが、絵画的というか現代アート的というか、普通の写真とは一味も二味も違う世界が展開されている。それもこれもデジタルという今の時代ならではの技術によるもので、キヤノンによるデジタルプリントは結構、現時点ではこれ以上は望めないものだ。それに私がアクリルで加筆していて、まぁ色々写真を超えて実験するのは面白くもあり、苦労もあった。とにかく結果は皆さんが見てくれての全ては直感によるもので・・・まぁ札幌及び北海道の皆さん、見て楽しんで下さい。意見があればどうぞ。

http://cweb.canon.jp/gallery/archive/kanoo-kao/index.html

写真は銀座BLDギャラリーの須田一政さん個展「風姿花伝」の会場でキュレーター長澤氏と。会場では須田さんの写真集が新たに出版されていて、長年撮り溜めていたSM系の写真集等は須田さんの日頃の写真とは違って意外性があり良かった。28日まで開催されています。良い写真展だよ。

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